どうもトワツユです
本日も見出し批評記事を書いていきます
テーマはマウンティングについてです
ここ最近SNSや某掲示板の書き込み等でマウントの取り合いを目にすることが多い気がします
学歴や職業、年収等のステータスで張り合っている様をネット上で見ると、この人達現実ではあんまり充実してなくて見えない相手に日頃の鬱憤を晴らしているんだろうなあと思ってしまい若干切ない気分になりますね
まあネット上のやり取りなら繋がりも強くなくその場限りのマウンティングで終わるのでかわいいものですが、今回紹介する記事では現実の女性のマウンティングというドロドロとしてそうなものについて触れています
木佐彩子にみる「マウンティングするオンナ」その大変残念なお育ちとは
出典: OTONA SALON
フリーアナウンサーの木佐彩子さんの名前を出して、「マウンティングするオンナ」、「大変残念なお育ち」というワードを繋げていますね
この見出しを見ると木佐さんがそういう人間性みたいな感じの書き方に見えますが、果たして本当にそうなのでしょうか
記事本文に触れながら見ていきたいと思います
女性同士ではマウンティングが起きやすいらしい
記事本文の序盤から中盤を読んでみると、大正から令和の女性像に触れつつ、女性同士のマウンティングが起きる理由について書いてあります
どうやら既婚の女性は昔から夫の不祥事や不始末について周囲の人に謝ったり夫を許したりしていることが多いらしく、このことから記事の筆者は女性のことを「許す姓、支える姓」と定義付けています
まとめると、女性は「許す性、支える性」で、自分の美貌やキャリアはもちろん、夫、子どもの行動、出世や学歴などすべてに責任を持てという圧力が知らず知らずにかかっているということではないでしょうか。
夫や子供に関しても責任を持てという圧力から、自身だけでなく夫や子供の行動やステータスもまた他人とのマウンティングの材料になってくるため、女性同士のマウンティングが起きやすくなるようですね
女子アナのマウンティングについて触れているが…
記事本文では、特に女子アナ同士のマウンティングを極め付けとしています
しかし、「踊る!さんま御殿!」に木佐彩子さんと、同じくフリーアナウンサーの亀井京子さんが出演した際のことについて、次のように書かれていました
亀井は妊娠中に、彼女を「女子アナだと知らなかった人」にいろいろと失礼な質問をされたことを明かしています。
「アナウンサーってなんでプロ野球選手と結婚するの?」「もっといい出会いないの?」と、一般人が天下の女子アナ様にむかって上から目線の質問は、マウンティングといっていいかもしれません。
それに対する木佐さんの反応についても触れていて、
バラエティー番組ではゲストの話は、たとえ興味がなくても楽しそうに聞くのがお約束。しかし、同じく女子アナで同じくプロ野球選手と結婚した木佐は時折薄く微笑むだけ。
と書いてありました
記事の見出しを見て、てっきり木佐さんがマウンティングしているのかと思ったのですがそういう訳じゃなさそうですね
小見出しで「中でも極めつけが女子アナ。いつでもマウンティングしている」と書かれているものの、実際には亀井さんに対する一般人のマウンティングを取り上げているだけでしたね
時折薄く微笑むという反応が本文中で唯一見られる2人の間でのやり取りだったので、それがマウンティングになっているのかとも思いましたが、
フジテレビの人気女子アナで、夫もメジャーリーガーである木佐に、「女子アナだと知らなかった」「もっといい出会いないの?」と言ってくる人はまずいないでしょう。だから、木佐はマウンティングされるはずはなく、かつマウンティングする必要もない。勝者とはマウンティングに無縁なのではないかと思うのです。
とも書いてあるのでそれも違うようですね
こうなると小見出しの女子アナがいつもマウンティングしていると捉えられるような書き方も、見出しの木佐さんが「マウンティングするオンナ」とされているかのような書き方もどちらも悪意を感じます
木佐さんを大変残念なお育ちとしている訳ではない
見出しでは「マウンティングするオンナ」を「大変残念なお育ち」としていますが、マウンティングしやすい人とされやすい人について触れている部分でこのような記述がありました
人間を5段階にわけるとしましょう。
5が最高値、1が最低値です。木佐のようなブランドな人は5ですが、こういう人はマウンティングをしないと思うのです。だって、みんなを敵に回しますから。
本文を読んで木佐さんを「マウンティングするオンナ」としている訳ではないと知り、当然「大変残念なお育ち」でもないのは分かっていましたが、筆者は人間を5段階に分けた時に木佐さんを最高の5にランク付けして、改めてマウンティングしない人としていますね
ちなみに筆者が「マウンティングするオンナ」としているのは5段階のうち4、3、2のうちのどれかに当てはまる人で、レベルが低いとされている1とマウンティングする必要がない5の人ではないようです
何かしらのコンプレックスを抱えて「私なんか」と思っている人同士でお互いにマウンティングするターゲットにしたりされたりという関係になっていくみたいですね
本文では「大変残念なお育ち」と直接的に書かれている部分は見当たりませんが、おそらく5段階で2、3、4に当てはまる人をそのように捉えているのでしょうね
終わりに
女性のマウンティングについて取り上げている記事を紹介してきましたが、見出しだけ見るとまるで木佐彩子さんが「マウンティングするオンナ」「大変残念なお育ち」に当てはまる人の代表格みたいな書き方がされていますが、本文を見るとむしろそうする必要がない人とされていましたね
女性同士のマウンティングが発生しやすい背景やマウンティングしやすい人されやすい人の説明はしっかり書かれていた印象は受けますが、木佐彩子さんの名前を使って注目されたかったのか、見出しに無理矢理木佐さんを絡めて誤解を招く表現になってしまっていますね
同じフリーアナウンサーの亀井さんのエピソードについて薄く微笑むだけという反応がマウントなのかと思っていたら後述で木佐さんはマウンティングに無縁、こういう人はマウンティングをしないという風に否定してますからね
なんだか木佐さんに対するイメージをただただ下げようという悪意が見え透いた見出しに感じました
今回はこれで失礼します